両谷園日記 お茶 入りましたよ。

日常茶飯事 ほっとする話題をお届けします。

梅雨の中休み 

 


  今年も、新茶の刈り取りが無事終わり、新茶の発送作業も順調に進んでおります。

梅雨の後半の天気予報と睨めっこしながら、2番茶の刈り取りが6月末~7月頭におこなれます。 新茶、夏野菜、梅仕事、田植えが終わり梅雨は家でゆっくり、、、とはいかないのが、貧乏暇なしの楽しい田舎暮らしのようです。

 

 

 

 

   

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 お米も勿論無農薬栽培です。 となると、草取りは田車という手押しの除草機

雨の中黙々と田車を押す 両谷園生産者 洋平君

 

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こちらは色川では遅い時期の田植えをする両谷園 代表外山夫妻

 

 

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雨のたびに、田んぼが増えていき(代掻き前は草地のところが多く、雨の水を利用して代掻きを行う)朝方、妙法山が映り込む風景は本当にうつくしい  

朝起きると突如 一面の銀世界を見るのと似た気持ちになります。

 

 

さて、田んぼの仕事もありますが、二番茶に向けて両谷園チームは茶畑の草取りもあります。 なかなか、雨の読書はできず。洗濯物は畳むのは必須デス。がんばります。

 

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始まります! 2020年

 自然界は淡々と、季節が廻り賑やかな春が始まっています。 

このあたりではスター的山菜 【ゴンパチ】 や たけの子が小鳥のさえずりと共に春の装いを演出してくれています。  そして、お茶の新芽も芽吹きぐんぐんと大きくなってきています。

先週は婦人部で新茶の袋詰め態勢の確認、工場の掃除。昨日は各生産者の茶畑を生産者の殿方達が回り、各畑の生育状況を確認。いよいよ新茶の香りが近づいてきました。

 

  皆様からの新茶のご予約も、こちらに届いております。 茶刈、製茶作業は4月末から5月初旬にかけて行い、その後 調整 焙じ作業 そして 発送作業へと移ります。   その間、それぞれの田植え、夏野菜の植え付けなども並行して行っていく農繁期の始まりです。 そして今年は休校、休園による特別付録付き。そしてばぁばの助け舟も出航できず!  ご近所で助け合い、元気に農繁期、新茶シーズン突入です。生産者一同力を合わせて今年もおいしいお茶をお届けすべく、ただいま各々、段取り中です。

 

  新茶のお届けは5月中旬以降から新茶のご予約順に発送いたします。お届けまでお楽しみにお待ちください。  

 

    

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色川の子供の子守名脇役  イモリさん   

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色川のトレードマーク 田畑の石垣に自生する茶も力強く芽吹く
  

那智勝浦っ子の楽しみ

 

  

梅の花も満開を通り越し、ちらほらと桜が咲く色川では、子供も大人もは今週末の那智勝浦町ビックイベント 「南の国の雪まつり」(今年は暖冬で雪なし)と再来週末には地域の発表会「色川大文化祭」の準備、ワクワクで白熱です。

  

  天気がちょっと怪しいですが、お近くの方はぜひ雪まつりでお会いしましょう。 「いつも飲んでるでぇ」の一言がとても嬉しい対面販売です。

 

 

   1月に行われた那智勝浦町マグロ祭りの様子

 

 

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いつものお茶たち

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色川名物 無農薬野菜たち へちまたわし、レモンなど外山家の貴重な産品も

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定番となっている 上ほうじ茶たっぷり使用のほうじ茶ラテ と 地味滋味展開 焼餅屋

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草鞋作りも若手にシフトし、鼻緒のセンス光る袋詰め女子A子氏の工芸部門

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最近移住してきたSさんの銀杏 加工品  ビールが合います。

 

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祭りの最後は 餅ほり(餅まき) 大人が本気になりすぎて危険なため、子供は別枠でお菓子ほり。 色川っ子たちは餅がよかったー!と うまか棒には不満げ。そう来なくっちゃ!

 

新年の那智大社詣からあっ!という間にもう2月が終わろうとしています。いや、今日はドキドキのバレンタインデーで、当事者の若者たちには待ちに待った日なのかもしれず、簡単に過ぎ去っては行けない2月。なのでしょうか?? 若者たちはさておき、会社でこの行事を楽しまれている方(巻き込まれている方)、ぜひ、お返しには両谷園のお茶をご利用くださいませ。

 

 

 

謹賀新年 

新年明けましておめでとうございます。 本年もどうぞよろしくお願いいたします。

                                

                         両谷園  生産者一同

 

 

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新年 那智の滝

 

 

       

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

師走 2019

  今年も春夏秋冬と野菜、田んぼ、鶏、牛、お茶、梅、ユズ、などに囲まれ 追われの忙しくも平穏な色川の一年が終えようとしています。

 

 

 

 色川に居るとクリスマスはあまり気配を感じないが(むしろ違和感をもつ)年末はなんとなく土地の力というか、何か世俗とは違うものの気配を感じて大掃除をしようという気持ちが表れる。現れるが実行に移せるかは別の問題。 でもせめて庭の掃除と障子の張り替えが今年の最後の目標。

 

大掃除2019  ~障子の張り替え~

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この障子の桟は江戸時代ぐらいからのものだそう。

この家の持ち主が代々毎日積み重ねられた丁寧な暮らしを感じる家じゅうが仏壇のような黒光り。  時は変わり 移住者に住居人が変わると一年に一回、よくて2回ほどのふき掃除、、、、、御免なさいこの家の御先祖様。 

 

 この障子の張り替え作業をしていても、石垣積の畑で仕事をしていても、植林された杉ヒノキの山をみても、色川にて脈々と暮らしを紡いできた人たちの気配を感じずにはいられない。

 自分は色々な人、物事のおかげで今、ここで生かされているんだなと障子の張り替えをしながら思いを巡らせる年末の大掃除。

 

 大掃除 2020 予定  ~ふすまの張り替え~

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 破れたふすまから覗く達筆な裏紙。ここからもまた色々な気持ちが湧かずにはいられない、、、 このふすまの中身などのレポートは来年末に。(予定は都合により変更する場合がございます。ご了承ください)

 

 さて両谷園も事務所の大掃除が終わりさっぱりとした感じに。来年も生産者一同力を合わせて、ほっとするお茶をお届けすべく、栽培管理、製茶作業、発送業務と勤しんでまいります。  今年もご愛飲誠にありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

   今年も一年間ブログ閲覧ありがとうございました。よいお年を。                          

                                  荒木 寛子

  

 

田は体を表す

朝夕は温かいお茶が美味しい季節になってきました。色川でも柿、栗、米、芋と収穫の秋がそろそろと始まってきています。そのなかでも、われら日本人の主食、お米。

 

  農繁期が始まった5月ごろに種をまき、次の世代への種をたわわに実らせお米の収穫の時がやってきています。

 

 両谷園 生産者の自給田の紹介

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両谷園生産者洋平君 田

茶畑も養鶏も牛も草刈りも何もかもすごい量の仕事をこなしています。 田んぼもいつの間にか収穫が終わっていてもう残っているのは藁のみ。さすがです。

 

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両谷園生産者 岡 田 効率よく感よく、なんでもあっさりとこなすおカポン(旦那) お米も家周りで栽培して猿からも守れ、手も掛けれやっぱりそつなし。

 

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元両谷園生産者 荒木 田 

手前から黒米 緑米 赤米と少量多品目中毒から抜け出せず色々と栽培。 (ついに手が回らず今年は茶畑を休耕しています。なので元がついてます。)  しかし、この綺麗な彩の穂が風邪になびく風景はこの時期の贅沢です。 お近くの方はドライブがてら大野の県道から色川小学校を見下ろせる場所でご覧ください。

 

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両谷園 代表 外山 田

 

  食味よりも収量、その土地に合った品種を栽培ということで毎年確実に自給米を確保、地域の米蔵も担ってくれてます。 ちなみに品種は「やまびこ」 今年は一部で自然農の世界では有名な「ハーッピーヒル」という品種を栽培しているそうです。

 

 

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両谷園 袋詰め隊 A子氏 田

 

  真ん中に緑米を植えて、なんか妖艶な田んぼです。

 

 

 

 

            まさに田は体を表す。  

 

 




  

 

 

ちょっと、ほっと、ぱっと。

梅干しの土用干し並の神経の使い方で干した洗濯の日々もどこへやら、今では午後からでも乾く勢いの日射し。太陽の力は偉大なり。

 

  農繁期が続く続く、どこまで続く、どこまでもー♪ の7月ですが、紅茶の収穫が終わり、お茶の仕事としてはひと段落。梅雨も明け、晴れて毎年恒例の両谷園の打ち上げが行われました。

 

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毎年恒例 バーベキュー  鹿肉、色川野菜、手作り焼き肉のたれ と最高の材料が並ぶ ウィンナーや豚肉は購入 

 

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最近の定番、刺身と野菜の生春巻きは今年は休憩、その代わりに色川の隠れ名物インドカレー。若いころにインド放浪後色川に流れ着いた木こりのおじさんの作る絶品カレー。 スパイスの調合が絶妙。  食べてみたい方は是非色川へ! カレー研究会に入会すれば、土曜、日曜は色川でこのカレーが食べれます。 

 

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 今年のスイーツはかき氷。 色川青年会所有のかき氷機を借りて両谷園スペシャルのかき氷。 緑茶粉茶シロップと餡子、わらび餅、練乳。あぁ美味しいかった。

 

 

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そして、これも定番になっている、両谷園生産者の子供が描いた手書きのし付のお茶のお土産。  これを始めに書いていた人はもう、今年は高校生になり、今年書いた人は6歳。 定番のものも人の成長を感じる、手作りの良さ。  ジュースもお茶もすべて手作りのもの(梅ジュース、ラッシーなど) さすが両谷園と思う、手作り感満載の打ち上げでした。

 

  今年も地域の人に助けられ、4月の新茶から7月の紅茶まで大きな問題なくやれました。 また、早くから新茶のご注文を頂き、到着まで気長にお待ちいただいた皆様にも支えられての両谷園です。  本当にたくさんの人に支えられ、感謝の気持ちでいっぱいです。   さぁ、打ち上げも終わり、この後はまた来年の新茶に向けて茶園の管理を生産者それぞれが行っていきます。