両谷園日記 お茶 入りましたよ。

日常茶飯事 ほっとする話題をお届けします。

季節は春に向かって

 〔茶畑〕

 色川は近頃、雨模様です。 ゼンマイがニョキッっと伸びだし、満開っだった山桜は散り、梅は小さな実をつけ、畑の草はぐんぐんと伸び、村人は、種をまいたり、田んぼの準備をしたりとみんな、春になってきました。 もう、蛙も鳴いています、早起きですね。
 

 さて、両谷園では三月の初めに、「刈ならし」を行いました。
刈ならしとは、お茶の木の散髪のことです。お茶畑の写真でよくみる、きれいなカマボコ型に整えて、5月の新芽がいっせいに、はえそろうようにする作業です。二人一組でカマボコ型のバリカンを持ち、デコボコにならないよう、刈りすぎないよう、慎重にお茶の木の上を走らせます。
  そして、4月の末ごろから伸び始める新芽のために、今お茶畑に肥料をあげます。  茶畑は斜面にあったり、道幅が狭かったりと、肥料をあげるのも一苦労ですが、二ヵ月後に元気な新芽が伸びることを楽しみに、生産者のみんなはせっせと肥え入れをしています
 春の新茶の時期はもうすぐです。