「いらっしゃいませー、両谷園のお茶いかがでしょうかー」
残暑が長いですが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
野菜も、犬も、鶏も、人間もバテバテな9月を向かえ、まだ、温かいお茶より、冷たいお茶のシーズンのようなので、今日は隣町、新宮のスーパーに、水だし茶のキャンペーンを展開しに行って参りました。
「冬の寒い時期は、両谷園のお茶のんでるよー。夏は麦茶飲んでるねんわ。」という方が結構いらっしゃるようで、夏にも是非飲んでいただきたい、両谷園自慢の上ほうじ茶を水出しで試飲していただきました。
水出し茶とは、沸かしたお湯で作るお茶ではなく、水の中に茶葉を入れ2,3時間置くというお茶の淹れ方です。
お茶の味は、淹れるお湯の温度で大変左右されます。 高温のお湯で淹れるとお茶のタンニン、カテキンなど、強い味がでます、逆に低温で淹れると、テアニンなどのお茶のうまみ成分が出て、やさしい、まろやかな味になります。
水で淹れたお茶の味は大変まろやかです。特に両谷園の上ほうじ茶は、一番茶の芽で製茶しているので、焙じの風味だけではなく、お茶の薫りが口いっぱいに広がります。
水から淹れる水出し茶もかなり低温ですが、辰巳芳子さんの本にも載っていた氷から淹れるお茶も絶品です。
作り方は、水ではなく容器に氷と茶葉をいれ、冷蔵庫で一晩置きます、一晩かけてじっくり氷が溶け、お茶のうまみが抽出されます。大変おいしいです。
お湯で煮出してから冷やして飲んでる方が結構いらして、水出しならではの風味、お手軽さに反応されていた方が沢山いらしたので、今日の試飲キャンペーンはとても有意義でした。ありがとうございました。