芋セレブ 破れたり
収穫の秋を向かえ、お米、栗、柿、サツマイモ、サトイモ、、、、、などなど沢山の食べ物で食事が賑やかになる時期です。
が、それを待ち望んでいるのは人間だけではなく、猿やイノシシも待ち望んでいます。 本当に感心するほど、作物の収穫適期を知っていて、こちらがそろそろ収穫しようと思っていると、先方も現れ、根こそぎ持っていかれます。
私も、昨晩、猪にサツマイモを全取りされました。ショックです。 猿の害はなかなか手の施しようがないですが、猪の場合「電柵」という、電気の流れる紐で畑を囲ったり、トタンで囲ったりしてなんとか防ぐことができます。
私の畑も電柵で囲ってあり、それが漏電しないように電柵の下の草をこまめに刈り管理はばっちりのつもりでした。
「詰めが甘い!」
と、長年いろんな場面で失敗していますが、今回もそれです。草刈はばっちりでしたが電柵の配置に抜け目アリだったようです。
こういう失敗をすると、以前働いていた所の几帳面な上司が、毎月きちんとめくる、月ごとに格言が書いてあるカレンダーの「子供は努力が認められ、大人は結果が求められる」という月が一ヶ月を過ぎて、次の月になっても、カレンダーはめくられなかった時のことを思い出します。
当時の上司の教えが身につかず私は相変わらずなようです。
まぁ、それにしても、獣害の問題は深刻です。今年はお米をやられたところも多数あり、被害は年々増しているようです。
以前にも書きましたが茶畑も例外ではなく、新芽を鹿が食害し、茶の木の根を猪が掘り(ミミズを狙って)対策を考えなければならない状況になってきました。
色川のように都市から離れた、山奥では獣の勢いが圧倒的に強くなってき、農業するなら、もうすこし人工的な環境の方が作りやすいのかもしれません。
それでも、山奥の色川に住んでいる理由の一つには、上の写真のような風景が家の横、茶畑の脇、犬の散歩道、、、などいたる所にあり、ふとした時に心に響くからかもしれません。