春の活動開始
まだまだ、人間は寒くて冬まっただ中ですが、植物はもう、春の装いが始まりだしています。 去年の秋に播いたカブや大根はもう小さな花芽付けだしています。
春になると、冬から畑にいる白菜、キャベツ、大根、かぶ、葉物などが一斉に花を付けます。
人間ものんびりしてはいられません。春の暖かさで元気に活動しだす虫や、雑草より一足お先に野菜を大きく育てるべく、落ち葉と鶏糞と米ぬかを発酵させた苗のベット「温床」に春野菜の種を播いて春の準備を始めました。
私の大好きな農家の冬の作業「温床」の紹介
種を播く箱 この箱の腐葉土は去年の温床の中身(毎年作り直す)
ボールペンの先の茶色の丸いのがブロッコリーの種
温床の中に手を入れるとお風呂より熱いぐらいの熱が発生している
温床も現代は電気で熱源を取るものが主流ですが、こういう昔ながらのものは一切捨てるものがなく、湿度、温度の管理も24時間自動です。さらに来年にはこの落ち葉が腐熟して苗の床土として大活躍します。
昔からの技術は無駄がなく素晴らしいと、毎年この温床の季節に思います。