番茶の前に

　　今日は久しぶりの雨で乾いた畑が湿りホットしています。

　今週は番茶の刈取りが行われる予定です。只今生産者は一番茶の刈取りが終わり、刈り下げの作業を行っています。　　　刈り下げは、お茶の木の樹勢を回復させるために行う作業です。　　「番茶で刈り取る予定のところ」と「紅茶の刈取りができそうなところ」以外で樹勢を回復させたいところを今の時期に刈り下げます。　　　

　　「紅茶の刈取りができそうなところ」とはなんとも消極的な言い方ですが、両谷園では農薬を一切使わないので、気温の上がる夏場に発生する虫による食害や病気が出てしまえば刈取りができません。　　ですので、日ごろの土づくりや剪定の技術でカバーし、それでも虫や病気が出た圃場は刈り取らないというスタイルです。　　全部の圃場が壊滅したことは今までないので、どこかが悪ければどこかが良いという具合です。

バッサリと葉を落とす