両谷園日記 お茶 入りましたよ。

日常茶飯事 ほっとする話題をお届けします。

番茶

今週の前半に番茶の刈り取り、製茶を行いました。 今回の刈り取りでは一番茶刈り取り後に伸びてくる遅れ芽を収穫、番茶、ほうじ茶、玄米茶を作っています。  
  

   工程は煎茶と同じで茶葉を針のような細長い形に仕上げます。 


 製茶の工程は簡単に言うと

  生の葉→蒸す→揉む→乾かす  〔上ほうじ茶、玉緑茶、くませがわ]
  
  生の葉→蒸す→揉む→やや乾かす→針のように揉みあげる→乾かす 〔煎茶、番茶類]




  となっていますので、煎茶、番茶類は製茶に時間がかかります。 今週前半に3日続けての番茶の製茶となりましたので、工場は深夜まで製茶作業、翌日、茶刈そしてまた深夜まで製茶と、両谷園男組は体力勝負な3日となりました。

 さて、ここから先は、焙じ、火入れ担当の外山さんと両谷園女組の頑張りです。 製茶の最終工程の乾燥で〔荒茶]という状態でどのお茶も保管されています。

   荒茶→色彩選別→焙じ→冷ます という工程を行い、ようやく商品の個袋に入れて発送となります。(色彩選別機はお茶の枝などを除去する機械で、緑茶類に使用しています。)
 
   焙じの機械、冷ます台は各1台なので、一日にできる量はかなり限られています。  今か今かと新茶をお待ちの皆様、もう少しお待ちください。  

   ほうじ粉茶のティーバッグはティーバッグに粉茶を計量して詰めるという作業がありますので(近くの作業所に依頼)ご注文にほうじ粉茶ティーバッグが入っている方は、6月に入ってからのお届けとなる予定です。