両谷園日記 お茶 入りましたよ。

日常茶飯事 ほっとする話題をお届けします。

晴耕雨読はまだまだ先

 今日は久しぶりにまとまった雨となった色川。
今日は私は(高田)は自分の茶畑の《刈りならし》を行いました。

 一番茶を刈り取ってから、5月下旬に再び出てきたお茶の芽を刈り取る《番茶》、番茶を刈る茶畑は、新茶の茶刈りシーズンの始めの方に刈り取った茶畑で刈とることがほとんどです。
 
 私の茶畑のように、一番茶の刈り取り時期が遅い茶畑は、(新芽が伸びるのが遅い場所。)番茶の刈り取りの時期にはまだ、次の新芽が伸びていませんので、番茶刈り取りの対象にはなりません。そういう茶畑は、6月下旬ごろに刈り取る二番茶を刈る茶畑の対象になります。

 両谷園では、二番茶で紅茶を作ります。




ちょっと宣伝させてもらいます。
両谷園の人気のお茶、まろやかな味の純国産紅茶です。
 

 今日はその、二番茶を刈るためにお茶の木の面を整える《刈りならし》を、外山さんに手伝ってもらいました。この作業を行うことで、新芽の揃いがよくなり、二番茶が刈りやすくなるのです。


 しかし、二番茶の頃には気温も上がり、虫たちの行動も活発になっていますので、お茶の葉を食害され刈り取れないことも多々あります。

 両谷園のメンバーが管理する茶畑は、色川に点在していますので、誰かの茶畑が虫の食害で二番茶を断念しても、他のメンバーの茶畑が大丈夫という訳です。

 野菜もそうですが、場所によって、ひどく虫に食害されて全滅させられる畑もあるが、そうではない畑もあり、何かが悪ければ、何かが善いという、自然の懐の深さに助けられています。

 虫にやられないように薬を播くのではなく、虫を寄せ付けない力強いお茶の木を育てるべく、普段から有機質を多く含んだ堆肥を茶畑に入れ、周りの雑草を刈り、通気性を善くするなど、無農薬で栽培するためにメンバーも日々奮闘しています。でも、やはり、自然の懐に助けられていることが大きいと感じることがよくあります。


 今日の雨の日に、この作業をしなくてもいいのですが、以前もお伝えしましたように、今は農繁期真っ最中、晴れた日は畑仕事がテンコ盛りなので、雨の日でもできる作業、刈りならしや、田んぼの代掻きなどを私も行いました。
 色川のあちこちで、雨のチャンスを待っていたように、田んぼの代掻きを行っていました。

  晴耕雨読はまだ、お預けです。