葉っぱがお茶になるまで
一番茶が終わり、今週半ばから行う番茶の刈り取りまでの間に、新茶の出荷作業を行っています。
両谷園のお茶が皆様の元にお届けするまでには、 刈り取り→工場で製茶→火入れ(ほうじ)→袋詰め→発送 という流れになります。
刈り取りから荒茶までは刈り取ったその日のうちに仕上げる工程です。 この段階ではまだ青臭いお茶です。 ここまでは工場長やっちゃん率いる両谷園の男衆を中心に毎日夜中まで茶工場での製茶作業を行います。
5/3から始まった一番茶の刈り取りで出来上がった新茶はすべて荒茶で低温保存されています。 このままではまだ青臭いお茶です。
次に荒茶を[火入れ]をしようやく、おいしいお茶となります。
この火入れの作業は一回で、30キロほどの荒茶が焙煎できます。 火加減を見ながら慎重に火入れ作業を行います。出来立て熱々のお茶を大きなバットに半日程広げて冷まします。 この作業は煎茶もほうじ茶もおこないます。(紅茶はしません) 一日に火入れできる量は60キロぐらいしょうか。 火入れは外山さんが行います。
それを袋詰め作業して製品として出荷できる形になります。ここからは両谷園婦人部の仕事です。
この袋詰め作業は、手数がとても多い仕事です。 パソコンでラベルをプリントアウトし、賞味期限シールを貼ったり、装飾シールを貼ったりとお茶を計量して袋に入れる前にやることが沢山あります。
最後に、まじめに習字教室に通っていればよかったと後悔する、手書きの伝票書き、宛名記入作業をしてようやく発送となります。
新茶を心待ちにしている皆様、少しずつ新茶の発送は進んでいますので、もうしばらくお待ちください。