2012 紅茶 スタート
おとついから今年の紅茶の製茶作業が始まりました。
紅茶も一番茶を刈り取った同じお茶の木から伸びてくる2番茶を使って製茶します。
一番茶は刈り取ったらすぐに茶工場で製茶の作業をして、その日の夜にはお茶になりますが、紅茶は午後に刈り取り、一晩置いて、萎れさせてから翌日製茶作業をします。 また、普通の製茶と大きく違うのは火を入れないということです。
普通のお茶は、釜で炒ったり、蒸気で蒸したりする工程を一番最初に行い、茶葉の酵素の働きを止めますが、紅茶はその酵素の力で醗酵させ、製茶していきます。
一日に製茶できる紅茶の量は、生葉で300キロ程です。雨の合間を縫ってこれから紅茶の刈り取りを行います。
二番茶を収穫後、すぐに夏刈りの作業も行いました。
今の時期にバッサリと刈り落としておくと、暑くなると発生する虫や、病気の害を防げる(葉がないので発生しない)ということで、無農薬栽培の両谷園では夏にお茶の木を散髪しています。
夏刈り用の茶刈り機 後ろにシーツはつけず、地面に刈り落とす
太い枝が切れるので、茶刈り機より重たい
刈り落とされた枝 これがまた土に返り茶畑の土がよくなっていく