小さな世界
今年の両谷園新茶シーズンも峠を越えました。毎年、両谷園生産者だけでは回りませんので、色川の仲間や偶然、この時期に色川見学に訪れた人などに手伝ってもらいなんとか新茶の季節を乗り切れます。 こんな小さな集落では手伝いに来てくれる人のありがたさが顕著です。 都会では賃金を払う側のほうが強い感じですが、田舎では何をするにも人と人の関係性が重要で、「困ったときはお互い様」の精神で忙しい時期に「我がの仕事で忙しいけど、両谷園も手伝ったろうか。」という人情に支えられています。 ありがたいことです。
袋詰め婦人部も今年は一人は妊娠、一人は出産、一人は育児、一人は介護とそれぞれの事情で例年以上にテンヤワンヤとなっていますが頼もしい助っ人に支えられなんとか回っています。
「今年は梅干し何キロ漬ける?」
「梅肉エキスはもう作った?えっ5キロも?! なにですりおろしたん?」
などとおしゃべりしていると、
「チャラチャンチャンチャン、チャラチャンチャンチャン♪」
とオルゴール調の「イッツ ア スモール ワールド」が聞こえてきました。
袋詰め(おしゃべり)を中断して、奥様方お買い物の時間です。
両谷園前で停車、羽ばたくガルウィング
右ウィングからは、お菓子、パン、果物、野菜、ふりかけ、油、しょうゆ、、、、なんでもござれ
反対側には鮮魚も。
「今日は赤いかのボイルがおススメや!」
「ホンマや、イカおいしそぅ! じゃ、A子さん飴ちゃん半分こせぇへん?」と
さんざん冷やかして飴を一袋買って分け合うけち臭い奥様達。