引き続き 紅茶
よく降ります、梅雨ですからね。
両谷園の2010年度、紅茶作りは二番茶の芽が生えそろった茶畑から、梅雨の合間を縫って、茶刈り、製茶を行っております。
二番茶の大変なところは、一番茶のころより気温が上がり、草の伸びの勢いがすごいので、草取りに時間がかかります。それと、虫の発生も気になる事ですが、虫が出てしまったらもうそこは刈り取らないであきらめるという事になります。
虫が作物を食い荒らす環境を作らないように、日ごろから、野菜畑も茶畑も、いい状態の土を作る(完熟堆肥の施用、有機質の草などを投入するなど)ことや、畑周りの草や、茂みを刈り取り、風通しをよくするなどの心使いが大切です。
さて、草刈りもあまり茶刈りの時期より早くしてしまうと、茶刈りのときにはまた、草が伸びてきてしまうので、茶刈りの時期のちょっと前からはじめます。
私の茶畑(高田)は、もう少ししたら刈り取れそうな感じになってきましたので、草刈作業を開始しました。
茶の木の間の通路は草刈機でザーっと刈り取り、茶の木の上の草は手で取っていきます。
この以前紹介した「屁くそカズラ」 が茶の葉と寄り添うように生えているのを、目ざとく見つけ、手で取っていきます。
草取り作業などの単調な作業をしていると、手では草を取り、頭では他の事柄の考察が始まります。それがけっこういい時間だったりするのです。 気がつけばもう日暮れ近くになっていました。
雨に濡れて、綺麗な二番茶の芽でした。